本が売れない、雑誌が売れないと言われる昨今、とうとう来てしまった。

デザインの現場』が次号をもって休刊だそうである。

デザイン業界全般の情報、特にグラフィックを多く取り扱って来た雑誌で、独学でデザインを学んだ私は、この雑誌に大いにお世話になった。今でもずっと購読しているが、私がこの雑誌を購読し始めたのが1998年の12月号から。この号は通刊ちょうど100号目で、東京オリンピックのデザイン特集であった。オリンピック競技のピクトグラムを初めて導入したのがこの時だったとか、そういう事をこの雑誌から学んで行った。

Linotypeのタイプディレクター・小林章さんと知り合いになれたのもこの雑誌がきっかけだ。小林さんの連載に質問のメールを送ったのが最初である(ちなみに一番最初の質問だったらしい)。そこから派生して嘉瑞工房の高岡さんやその他いろんな方々と知り合いになれた。この雑誌がなければ、そんな事もなかったであろう。

そんな雑誌が休刊になってしまう。非常に淋しいことである。この雑誌に取り上げられる人物になることが、目標の一つでもあった。もうそれも叶うことはない。10年以上も何やって来たんでしょね私は。恥ずかしい。

ネットの普及により、様々な広告媒体がこれまでのビジネスモデルの見直しを余儀なくされている。時代の流れと言ってしまえばそれまでなのだけれど。

とりあえず、お疲れ様でした。今後もネットでは情報発信していくようなので、そちらに期待します。

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