今年4月1日にフィドル(バイオリン)に初めて触れ、アイリッシュフィドルを習い始めてちょうど半年が経った。まぁ、多少は弾けるようになったかな、という感じはするが、教室はほとんど放任主義で自分でうまくなるしかないというちょっと哀しい事態ではある(笑)。それでも一人でやるよりはいいかなと通い続けてはいる。

アイリッシュには特殊な奏法として、一瞬だけ別の音を出す『カット』や、出すべき音の前後を瞬間的に「ふにゃら〜」と出す『ロール』、ひとつの音を一瞬で3回鳴らす『トリプレット』などのテクニックがあり、これらは演歌で言うコブシみたいなもので、アイリッシュには欠かせないものなのだが、ご想像通り非常にムズい。それだけやれと言われればまぁできるんだが、演奏の途中にとっさに入れろと言われると「ムリ!」としか言いようがない。これらが自然に出るようになるまでは〜、と思っているが、いつになるやら。

んでまぁ、その辺のサイトを(仕事中に)ぶらぶらしているのだが、田村拓志さんという方のサイトを見つけた。東京のプロのフィドラーで、アイルランドにも修行に行ったらしい。その方が薦めるアルバム、Kevin Burkeの “If the Cap Fits...” というCDを入手した。デビュー30周年を記念し、去年出たリマスター版らしい(流行ってるねぇリマスター)。

If the Cap Fits

さすがに良い。カリグラフィでもタイポグラフィでもアイリッシュでも、国内の情報だけに頼らず、やはり本場の本物を見聞きしておくべきですな。アイリッシュは1曲1曲がとても短いので、1曲を2回以上やって、3曲ぐらいをメドレーで演奏するのが普通である。これを「セット」と呼ぶが、このアルバムの6番目のポルカのセットが良い。特にセットのラスト Bill Sullivan’s Polka という曲がすごく良くて、早速The Sessionで楽譜を探して練習中。比較的簡単な曲なので、フィドラーはレッツトライだ。

それにしても、以前買った本にもあったが、アイリッシュフィドラーはみんなスチール弦を使うようだ。耐久性があって伸びが少なく調弦もしやすい反面、音が固く、通常は初心者が使う事が多い。しかしそういう音の方がアイリッシュには合っているようだ。スチール弦を使う場合、通常アジャスターというものを付ける。E線はスチールが普通なので付いているが、全弦がスチールだと全部にアジャスターが付く事になる。これがちょっと歯の矯正に見え(笑)、初心者みたいでカッコ悪くてイヤなのだが、Paul McNevinもKevin Burkeも写真を見る限り全アジャスターである事から、スチール弦のようだ。我が愛器も弦を張り替えるかなぁ...うーん。

あ、俺初心者だった...てへっ。

Lutetia Nova
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