11月7日、JAGDA会長・福田繁雄先生が、沖縄平和賞のトロフィーをデザインした関係で授賞式に参加されたのを機に、沖縄のJAGDA会員と会食をして下さった。

私はデザインは独学なので、とにかく本を読み漁った。本に取り上げられている人と言うのはやはり大御所で、福田先生と同年代の方々のものが一番多く、その昔の作品ばかり見ていたため、一時は自分のデザインが古くなってしまって困るほどであったが(笑)、とにかくその本で見た方に直接お会いできるという滅多にないチャンスである。私はまだ正会員ではないが、来週の審査会で落とさないようお願いする意味も込めて(いや込めてないけど)参加させていただいた。「FUKUDAポスター大賞には落とされました」と自己紹介したら、「ボクじゃないよ! もう一人の審査員だよ」とおっしゃっていただいたので、たぶん入会審査は大丈夫じゃないかなと思う(?)。

あのクラスの方と対等に話をするのは容易ではないが、昔読み漁った本の知識を総動員して、お話を伺いながらアレコレ質問させていただいた。先生はある時、ある大企業のマークを頼まれた時、社長以下役員を目の前にし、「社名が悪い。変えなさい」と言った事があるらしい。そりゃー、なっかなかできないですよ(汗)と言ったら、「自分が経営者だと思って、どうすればよくなるかを真剣に考える。その結果がそれだったというだけ」とおっしゃったので、「私はそこまでの自信は持てませんが、ご自身のジャッジに迷いはありませんか?」と問うたら、「そこで迷うようならデザイナーは辞めた方がいい」とおっしゃられた。デザイナーは医師と同じ。患者の悪い所を診て、最適な処方を施す。医師が迷えば、患者は一体誰を頼ったらいいのだ、という事である。

それはもちろん解っていて、そうあるべきとは常に思いつつも、何の実績もない私がこの域に達するにはどうしたらいいのだろう、といつも考えている。それにはやはり医師免許、つまり何らかのデザイン賞を獲らなくちゃダメだな、と改めて思うようになった。

76歳の福田先生は、沖縄にいらっしゃる前にはメキシコ、そのちょっと前にはフランスにいらしたそうだ。沖縄には一日滞在してすぐに帰るそうだが、ついでにあちこち観光していくらしい。なのにまるで疲れた様子はない。あのバイタリティはすごいなと思う。

私の拙い質問に快くお付き合いくださった福田繁雄先生、会食の機会を作って下さったJAGDA沖縄事務局の皆様、本当にありがとうございました。

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会食後、福田会長にサインをいただいたが、乾く前に触ってしまった。とほほ。

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