女子バレーのワールドグランプリが終了した。国際試合ならどの競技でもよく観てる割とスポーツ観戦ファン(?)の私は、当然ながらこれもすべて観ていた。特に女子バレーは、佐藤伊知子さんが現役の頃からのファンである。当然中田久美さんや大林素子さん、益子直美さんらがプレーしていた姿も知っている。今調べたら佐藤さんが全日本で活躍していたのが1988年前後だそうで、バレーを見始めてもう20年という事になる。自分でもびっくりである。その間にサーブブロックが禁止になったり、ラリーポイント制になったり、リベロが導入されたり、ラジバンダリと色々ルールが変更になった。こんなにルールが変更されたスポーツもあるまい。またワールドカップとオリンピックぐらいしか観る機会がなかったが、最近は世界バレーだのワールドグランプリだのの大会が増え、ほぼ毎年見られるようになってかなり嬉しい。

で、長年女子バレーを観てきた者として言わせてもらうと、今の全日本は、私が観てきた中では歴代最強と思われる。これまでは実力的に第二グループのトップではあったが、ブラジルやロシアなどの第一グループとの差はかなりのもので、正直まったく歯が立たなかった。しかしちょっと前のオリンピック最終予選やこのワールドグランプリを見る限り、コテンパンにやられてるという感じはしない。5連続以上のポイントをやってしまう事がままあるが、それさえなければメダルに届くんじゃなかろうかという所まで来ている。

正直、高橋みゆきはピークを過ぎてしまっており、かつての勢いは見られない。加えて大山加奈もケガで外れている。しかしそれを補うように栗原恵や木村沙織がぐんぐん伸びており、佐野優子も竹下に伍するほどレシーブがうまくなった。衰えたとはいえ高橋にはまだいぶし銀のウマさが残っている。何とかイケるんじゃなかろうか。

心配なのはセッターでキャプテンの竹下佳江。きちんとボールの下に入ったのにボールが手につかずトスをミスするという、今まで見たことないミスが見られた。疲労はかなりのものなのであろう、首にはピップエレキバンのようなものが貼ってある。ずっと上を見上げているのだからムリもない。加えてキャプテンの重圧もあろう。しかし彼女は、余人をもって代えがたい。絶妙のトスワークはもちろんの事、誰よりも速いあの反射神経はまさに天性のもので、訓練でどうにかなるものではない。もう一人いればぜひリベロに、と思うほどの速さである。河合由貴もなかなかの速さだが、技術的には遠く及ばない。竹下に代るセッターなど今の日本にはいないのだ。

日本は、サーブレシーブさえきちんと竹下に返れば、どんなに高い相手とも互角以上に戦える。この1ヶ月で死ぬほどキャッチの練習を繰り返し、竹下の負担を減らし、何とかメダルを持ち帰って欲しい。マジで頼んます。

P.S. サオリンは、相手のサーブになってホイッスルが鳴ると、必ず大きな声で「ハイッ!」と言う。サーブを集中されてグダグダになってもだ。気の強さは並みじゃない。でもあの「ハイッ!」はちょっとかわいいので、皆さん注意して観てみて下さい。

Loose Leaf JNL
この書体は Loose Leaf JNL — 欧文フォント買うなら MyFonts