Doyald Youngさんが、Dangerous Curves という本を上梓された。以前から Logotypes & Letter FormsFonts & Logos という本を知ってはいたが、なぜかAmazonでの取り扱いがなく、直接取り寄せるのも躊躇していたが、今回のこの Dangerous Curves の表紙に一目ぼれしたのと、ちょうど臨時収入があったことで思い切って全3冊の直販を申し込んだ。全部で$240(約¥26,000)。書籍としては割と思いきった買い物である。

Doyald Young’s 3 Books

と、Youngさんから返事。「国外は送料がも少しかかるよ」との事。「全部で15ポンド(約7kg)だから、USPS(アメリカの郵便局?)のサイトで調べてね」と言われたので早速調べる。

何とまぁ、上は$143(1~3日)から下は$38.95(定形6~10日)まで様々。それにしたって最低でも¥4,000かよ、と思ったがこの定形サイズには到底入らない。その上の定形が$49.95、「これこれ、これでいいです」と申し出たが、「これには入る事は入るけど、クッション入れるスペースがない。本がガタガタになるけど、それで良ければ送ります」という返事。いやいやそれはないべと思い、ではその次となると一気に$78。¥8,500もかよ...と思いつつ今さらキャンセルはできないと思ったので、それで送ってもらった。合計で¥35,000もかかってしまった。とほほ。

しかァし! これは文字好きはずぇっっったい買いです。間違いなく買った方がいい。3冊とも氏が携わった様々な企業や商品のロゴが山ほど掲載されているが、貴重なのが完成に至るまでの試作も多数掲載されている所。鉛筆でこれほど綺麗なレタリングをしているのを見るのは、字游工房の見本帳以来である。あんなに自在に曲線を操るには、一体どれほどの訓練を積んだのであろう。シェーディングの表現に曲線を何本も並行させているが、ただでさえ難しい曲線の平行線なんて、一体どうすりゃ描けるのさとホレボレするばかり。これを見てると、私のステブレ(仮)さんのレタリングはまるで幼稚園児のラクガキのようである。あー恥づかしい。

Dangerous Curves

しかも、日本での仕事のかなり多いこと。東京のInternational Design Associatesという会社(検索してみたがヒットせず。和名は別? もしくは倒産?)とやり取りがあって、そこを通してかなりの数の日本のホテルとかを手掛けている。何とカネボウのロゴもこの人だ。私は地方なのであまりその仕事を見る機会がないが、「あ、あれもか!」というのが必ず見つかるだろう。買いですよホント。

後で知ったのだが、この人1926年生まれ。名前はヤングだが、何と82歳になられるおじいちゃんであった。結構タメ口な感じでメールしてしまったよオイと思ったが後のカーニバル。ていうか82でメール?

しかし、勉強を進めれば進めるほど、トップとの距離は開いていくばかりである事を痛感する。最近やったレストランのロゴとか「結構うまくいったな」と思っていたんだけど......はーあ。

Mangiareのロゴ

ちなみに、Dangerous Curves の序文はあのHermann Zapfさん。

Huxtable
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