沖縄の「味自満」(自慢ではない)という居酒屋チェーンが、客の車のキーを預かるという事を始めた。タクシーか運転代行を頼んだことを確認しない限り、キーを返却しないという。飲酒運転ワースト1の県である沖縄の汚名を返上するための処置である。

私は以前、某沖縄関係サイトで、「ウルマのスイッチ」(バレバレ)という某新聞社の企画をまるまるパクったアンケートシステムを構築したことがある。二者択一形式で、質問内容は沖縄に特化したもの。ある時、以下のような質問をしてみた。

• 沖縄の居酒屋は、駐車場完備です
• 便利でよい.......... 60数%
• 飲酒運転の元凶... 30数%

結果はこのザマである。反省の色まるでナシだ。居酒屋では乳幼児(幼児ではない)が午前12時過ぎても平気でキャッキャと遊んでいる姿をよく見かける。親が連れてきているのだ。そして車で帰る。そんな子が大きくなって免許を取れば、飲酒運転の常習となろう。悪習が遺伝してしまうのだ。

酒の効能がマイナスに転んだ時、実はタバコよりも被害は遙かに大きい(アル中、DV、飲酒運転などなど)。酒で家庭が崩壊することはあっても、タバコでそうなることはまずない。にも関わらず世間は酒には寛容で、沖縄に至っては飲めないヤツが悪いという風潮だ(言い過ぎか。実は私は一滴も飲めない)。

飲酒運転をする人は、酒には良い面しかなく、悪いことなど何もないと思っているかのように、酒に対する危機感が極めて希薄である。人間的に悪いというのではない。良い人なのに、何故か酒に関してだけは罪悪感が欠如しているのだ。福岡で悲惨な事件(もはや事故ではない)があったにも関わらず、その翌日も地元福岡でさえ検挙数は減らなかったという。罪悪感がないだけに、注意するだけムダなのである。実に始末が悪い。

となれば、後は酒を提供する側が、強制的に注意させるしかない。県内の居酒屋では、託児所まで設けて客を確保しようとする所があるにも関わらず、逆に客を遠ざけるような勇気ある決断をした「味自満」に、私は拍手を送りたい。皆さん、その居酒屋は味自満です。味自満を何卒よろしくお願いいたします(私は決して回し者ではありません)。

Never Let Go
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