我らが(誰らだ)小林章さんが、Linotypeのサイトにて“Akira says...”というタイポグラフィTipsの月イチ連載を始めました。

第一回のテーマは、簡単に言うと「『Italic』のボタンを使うな」というもの。MS Wordとかには書体を斜体にするために、以下のようなボタンがついてたりするが、これはソフトウェア的に無理矢理書体をナナメにするもので美しくない。なのでこれは使わず、最初からきちんとイタリックにデザインされた書体を使いましょう、というものだ。

がしかし、TrueTypeのフォントの中には、この『Italic』のボタンに反応して自動的に自分に属している書体のイタリックを選択して表示したりするものがある。ちょっと今Macを使用していないので判らないが、今Windowsを使用している人はWordを立ち上げ、適当にローマ字を打ってその文字列を選択し、書体を「Times New Roman」にして欲しい。そしてその文字列を選択したまま「斜体」ボタンを押すと、ちゃんとイタリックになるのが判ると思う(小文字の “a” や “e” に注目)。この例ではCenturyはダメだが、私の環境が98のため、XPでは違う結果が出るかも知れない。色々調べて欲しい。

これはフォントフォーマットによるものなのか、それともWord自体にそういう自動選択機能が備わってるのか、この辺りの技術に関してはよく解らない。ただ、もじくみ仮名のTrueType版とかも、ひとつの書体なのにファイルはいくつにも分かれていたりするので、この辺がおそらくキモなんじゃないかと思う。

PostScriptはこういう機能はないみたいだが、OpenTypeはどうなんだろう。98環境では調べようもない。いつまでもこんな古い環境では、仕事も立ち行かなくなってくるなぁ……しくしく。

追記:上記についてはちゃんと記事内にありますね……。

* Reaching the italic or bold variants of a typeface via their buttons in applications is possible if the “Family” versions of fonts are installed instead of the “Single” versions.

で、詳しくは以下にあるそうです。

http://www.adobe.us/support/techdocs/328508.html

情報を下さったKさんに感謝。

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