Webや広告、エディトリアルでご活躍の皆様、ご苦労様です。クリスマス向けのものを作る機会の多いこの頃、かなり多く見られる間違いについてちょいと指摘しておこうと思う。

• X’mas

クリスマスをこのように綴るのをよく見かけるが、実は間違いである。アポストロフィは必要ない。この事は中学で使うような普通の英和辞典にもしっかりと書いてある。外国語を使う場合は、その辞書を引くぐらいの良心は持っておきたい。特にデザイナーは注意して欲しい。クライアントに恥をかかせては名折れである。できればChristmasと綴るのが望ましい。

ちなみにXmasの“X”は、実はアルファベットのエックスではない。キリストのギリシャ文字綴り Χριστοζ の頭文字から来ているそうだ。

• 今年もよろしく

年賀状によく見かける「今年もよろしくお願いいたします」というフレーズ。しかしこれ、実はマナー的にはよろしくない。年賀状は、というより日本人が使う季節の便り(暑中見舞い等)はすべて相手を気遣うものであり、自分をよろしくなんていうのはお門違いなのである。

本来は「貴方様が今年も健康で幸せな一年でありますようお祈りいたします」の意味で送るのが年賀状であって、子供の写真を使ったりするのは言語道断である。ま、家族や親戚にはギリギリセーフだが、上司にそんなもの送りつけるのは失礼に当たるのでやめておいた方が良い。

正月はよく地元企業の「本年もよろしく……」というCMが流れたりするが、これもやはり控えめにしておいて欲しいものである。礼を言うのは構わないんだけれどね。

追記:12/14放送の『トリビアの泉』で、X’masの表記に関することが取り上げられた。しかもここに書いてあることとほぼ同じ内容である。これを書いたのが12/9なので、これを見たとは考えにくいが、まぁでもこの記事のタイトルといい、偶然の一致もあるもんである。さらに付け足すのなら、ラテンアルファベットのエックス “X” とギリシャ文字のカイ “Χ” は実は同一である。元々ラテンアルファベットにXYZはなく、ギリシャ文字から借りてきたというのが実状なのだ。いやーややこしいね(12/15)。

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