30を過ぎてから、体重の増加が著しい。食べる量は変わらないものの、やはり老化というのは始まっているらしく(ぶるぶる)、新陳代謝が悪いのだろう、今人生最大に太っている。BMI値が25を肥えた、もとい超えたので、昨年末辺りから週に2、3度ほどジョギングをしている。距離は正確には計ってないが、およそ4?5kmと思う。その効果あって見た目は若干引き締まったものの、まだBMI値は24だ。22が理想らしいが、その値まではまだ程遠い。まぁじっくりやって行こうと思う。

ジョギングを始めるにあたり、腰の重い私はとりあえず形から入ろうとウェアを買いに行った。当時かなり貧乏だった(今もだが)私は当然ブランド物などには目もくれず、真っ先に行ったのがUNIQLOだ。UNIQLOは一昨年辺りからスポーツウェアというか、それ風のファッションに力を入れているのだが、それらの服はスポーツウェアそのものとしても何ら遜色のないデキで、私はそれを愛用している。何と言っても一着¥1,000程度で購入できるのは大きな魅力だ(村上隆GAPしか着ないのとは理由が違う・笑)。

つい先日も、ウェアを買い足そうとまたUNIQLOに足を運んだ。ついでに普段着も購入したのだが、その時にふと気が付いたことがある。とりあえず両種類の服に付いていたタグを見て欲しい。

新開発の素材『BODY TECH』は吸水・速乾性に優れ、着たときにひんやりするというスポーツウェアとしては大変良い素材なのだが、欠点としてほつれやすいというのがある。『CARE』というタグが付いており、それには爪や突起物等に引っかかりやすく、糸が出やすいので気を付けて欲しいと書かれていた。

ここでもう一度タグを見直して欲しい。両方のタグの違いが判るだろうか。そう、右の『BODY TECH』用のタグは、角が落とされて丸くなっているのである。引っかけやすいからこそ、タグにも気を付けているのだろう。私は目の覚める思いがした。ここにデザインの基本を見た気がする。デザインとは決して飾り立てることではない。目的を達成するためにはどうするか。そこを考えるのがデザインである。結果として飾り立てることはあるものの、それは目的を達成するための『手段』であって、飾り立てることそのものが『目的』ではない。このタグは角を丸くするために丸くしたのではなく、商品を傷めないようにするために丸くしているのだ。その上で美しさを保てるようにするのがデザイナーの仕事だろう。

こういう当たり前のことができる所は少ないんじゃないかと思う。こういう信頼に足る企業からものを買おうと思うし、こういう所から指名のかかるデザイナーになりたいと思う。いつか私の実力が充分に着いたなら、UNIQLOとはぜひ仕事をしてみたい。その前に、UNIQLOの服が似合うように自分の身体をデザインせねばならないけれど……。

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