FM STUDIO—Fumitaka Miyazato design STUDIO

浜田さん

Linotypeのメルマガに、小林章さんの新書体のアナウンスがあった。英国の左利きカリグラファー、Gaynor Goffeさんの文字を元に書体化したものだという。その名も、“Hamada”。

Hamada

……なぜに浜田さん?

しかし「げいな・ごふ」ってどっかで聞いた名前だな、と思っていたら、その人の本を持っていた(笑)。翻訳されたものだが、出版されたのはもう10年も前なので、現在は絶版のようである(原書はまだあるかも)。

ゲイナ・ゴフ&アンナ・レイヴァンズクロフト『カリグラフィー教室』
カリグラフィー教室
ゲイナ・ゴフ,アンナ・レイヴァンズクロフト

偶然にも2、3日前に読み返しており、買った当時は「あんま良くねぇな」という印象があって、10年もほったらかしにしていた(笑)。しかし今見ると、「あれ? こんな良かったっけ」に変わっていた。決して決してゴマすりではない(汗)。当時はまだ目が出来上がってなかったんだろう。自分が成長した証しだ。うんうん(逃)。

16 Nov. 2007

comments

お答えします。 この書体のデザイナーであるゲイナーさんによれば、Hamada と命名した理由は三つ。

1.旦那さんのトムもゲイナーも民芸運動で知られた陶器作家の浜田庄司 (1894-1978)が大好きだから。日本でわざわざ浜田庄司の工房を訪ね、そこで浜田庄司の息子さんに会うことができたそうです。
2.二人の娘のボーイフレンドもハマダさんだから(この二つ目の要素が「とても重要」だそうです!)。
3.もちろんそれだけではなく、名前の音楽的な響きが、流れるようなデザインのこの書体にぴったりだから。

使用例は、最初のは良くなかったので変えさせました。

浜田庄司からですか! 沖縄の民芸を多少調べていた時期があったので浜田の名は知っていますが、「私の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った。」という言葉を遺した人の名を取ったんですね。ちょっとだけ沖縄が絡んでて嬉しいです。とすると『濱田』の表記の方が良かったかな…? でも「ハマダ」を音楽的な響きとする英語圏の人の感覚はちょっと解らないかもしんないです(笑)。

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